ばあさまにＫＯの巻

夏休みはほんと〜〜にいろんなお客が来ます。 普段は対面販売のアイスになんかにゃ、とんと縁のないようなお年寄り達も・・・。 連日の疲れを引きずりつつ「気合と根性」という、およそ接客とは関係ないところでふんばってる私とナオちゃん。 ピーク時のブラックホールのような時間帯にやってきた小柄なおばあちゃん。どうやらアイスを持ち帰りたいらしい様子。 以下、チョイ長いけどやり取りの様子を。 （ばあさま＝ば、ナオちゃん＝ナ） ば「ラムレーズンとチョコレートと・・・」 ナ「お持ち帰りですか？」 ば「ラムとね、」 ナ「コーンとカップとあるんですけど、お持ち帰りですか？」 ば「ちょっとでいいんです。」 ナ「あのですね、」 　　ナオちゃん笑顔ひきつる。 私（助け舟を出す）「お持ち帰りですか？いくつお持ち帰りになりますか？」 ば「は？　ラムとね、」 私「いえ全部でいくつご入用ですか？」 ば「？？？」 私「何個お持ち帰りですか？」 ば「ああ、３個ください」 私「ドライアイスはどうなさいますか？」 ば「ちょっと入れてください」 私「（料金表を示して）時間によって料金をいただくことになっているんですが。」 ば「ちょっとでいいんですけど。」 　　この辺でもうタオルを投げたい気分。 私「３０分ぶんでよろしいですか？」 ば「はい。」 ナ「では、アイスの種類をお願いします。」 　　ばあさまが帰った後、 ナ「疲れましたね〜〜」 私「うん、一気に体力が消耗したよ。」 二人「はぁぁぁぁ。」 老若男女を問わず、こんな客ばっかです。