サムライフィクション　’９８　

盗まれた宝刀を取り返そうとする家老の（バカ）息子。が、返り討ちにあって、隠棲している浪人に助けられる。
人を傷つけることを避けようとする浪人に接していくうちに、血気盛んな若者の心も少しずつ変化していく。
風間杜夫、吹越満、布袋寅泰出演。

と書くと、いかにもマジメな話っぽいが・・・（笑）。
最近公開されたボスのＣＭでも異様に怖い顔の布袋寅泰。なんであんな怖いのか・・・。
ＰＯＰな感じの時代劇（？）全編モノクロ仕上げなんだけど、所々に挿入される「色」が実に印象的。（月や空）
ほんとはシリアスな話なハズなんだけど、みんなどこかズレてる。現実もこんなもんかも。
谷啓の忍者がいい味出してます。

ハリウッド・ミューズ　’９９米　９７分

スランプに陥った脚本家が、友人の紹介で芸術の女神（ミューズ）に助けを求める。ハリウッドの成功者は皆、実は彼女の世話になっているという。が、この女神は超ワガママで・・・。
Ｊ・キャメロンなどの大物監督が「本人役」で出演し話題となった作品。
監督脚本主演アルバート･ブルックス、シャロン・ストーン出演。

この映画、決してファンタジーではない。ハリウッドの住人達が「ミューズ」を本気で信奉しているあたり、いかにも「らしい」。
ネタバレだが、Ｓ・ストーンは「本物」ではなく病院を抜け出した「患者」だったわけだが、彼女からインスピレーションを受けていたのは確かなこと。本人は全くそのつもりはない「壮大な詐欺」といったところか。

ファイナルファンタジー　公開中　１０６分

２０６５年、隕石とともに飛来した「ファントム」によって人類は滅亡しつつあった。
政府軍は武力で地球を守ろうとしていたが、科学者アキは“８つの精神体”によってファントムの無力化を計ろうとしていた。
坂口博信監督、声の出演、ミン・ナ、アレック・ボールドウィン、ドナルド・サザーランドなど。

なんというか、ＣＧもここまで来たか。
登場人物たちがともすれば「本物」に見えてしまうときがあって、ただひたすら舌を巻いた。
ストーリーはご都合主義というか、ありきたりなんだけど、まあゲーム出身ということで大目に見ましょ。
スンバらしいＣＧだが、実際の俳優が取って代わられるかというと、それはちょっと疑問。いくら凄くてもやはり生身の人間の演技とは違って、感情移入がしにくいのは確か。
それよりもグレイのモデルがベン・アフレックだと思うのは私だけか？？