えいがファンの舞台裏

序文へ

舞台裏２　「夜空ノムコウ」

初めて一人で映画館に行ったのは、確か中１か中２だったように思う。観た映画も覚えている。
「ふたりのイーダ」という、広島の原爆をテーマにしたややファンタジー色の濃い作品だったように思う。
原爆をテーマでファンタジーもないもんだが、とにかくそういうイメージが強く残っている。

映画紹介や、ポスターで「本気」で観に行きたいと自ら思ったのが、「未知との遭遇」だ。
「スクリーン」などの映画雑誌を購入し始め、ファンレターなど出したりしたことのきっかけとなった作品だ。
有名な異性人とのコンタクトシーンで（第三種接近遭遇とか言ってた）使われたあのメロディーを覚えたりしたもんだ。
サントラ盤を買ったのもこの頃（今は無きＬＰだ）。
この後お決まりの「スターウォーズ」シリーズへと続いて現在にいたるわけだが、「異性人」＝「侵略者」という図式を見事に打ち砕いてくれたのが「未知との遭遇」だった。

これを機にＳＦ熱に火がついて、さまざまな小説も読むようになり、図書館で星座や宇宙の本を読み漁る「変わった」少女になった。
あいにくその頃から、かわいくないほどの現実主義者だった私は、自分が到底「宇宙飛行士」に成れない事を知っていた。だからこそなおさら映画にハマっていったのかもしれない。

で、宇宙人を信じているかというと。

生命体は存在するかもしれないけど、進化を同じくして地球人と遭遇する確立は限りなくゼロに近いのではないかと思ってる。
・・・てことはいないのと同じ？？？